第3章 買い物
黄瀬は一口食べてみた
里奈は心配そうに黄瀬をみている
「美味しいっス!」
黄瀬は笑顔で言った
「良かった‥」
「里奈っちの料理初めてだけど美味しい」
「ありがとう黄瀬くん」
黄瀬はカレンダーをみて何かを数え始めた
「どうしたの?」
「残りの連休までにもとに戻らないとなと思って‥」
その言葉をきき里奈はスカーフを思い出した
(黄瀬くんに渡さないと‥でも渡したらもう黄瀬くんとは一緒にいられない‥でもこのままじゃ黄瀬くんが‥)
「里奈っちどうかした?」
「なっ何でもない!」
里奈は慌ててそう言った
「里奈っち食べ終わったっスか?」
里奈は頷いた
「片付けるから先部屋いってて!」
「わかったっス!」