第1章 いつもと変わらぬ光景
キーンコーンカーンコーン。
今日の授業はおわった。
相変わらずのんびりとした授業だな。
説明が長いから、宿題も終わっちまった。
まぁ、いつものことか…
「一樹、帰るのか?」「あぁ、帰る。」「じゃあな。」
3人しかいない友達の内のひとり、戸田裕也。
普段から少し話すぐらいで、特に遊んだりはしない。
後の二人もそんな感じだ。
後々、紹介しようと思う。
いつもの帰り道は相変わらず、人がほとんどいない。
まぁ、それを狙って帰っているのだが。
すれ違ったとしても、多くて5、6人だろう。
この道を見つけるまで、2ヶ月はかかった。
だから、この道は気に入ってる。
そして、家につきいつものように晩御飯、勉強、風呂、就寝。
退屈な人生なのだな、俺は。