第1章 プロローグ
貴女side
次の日
貴「……ん、もう朝…?」
時計を見ると、朝の10時だった。
貴「帰ろ…と思ったけどみんな置いてったらあれだよね。」
置き手紙を残そうと思って、メモ帳にペンを走らせた。
《昨日はありがとう。帰ります。また来るね。》
貴「よし。行くか。」
?「んー…あかりちゃん、どこ行くの……?」
貴「…トド松くん?」
そこにはまだ眠そうな目を擦ってるトド松くんがいた。
貴「おはよ。もう朝だし帰るね。ありがとう。」
ト「だめ……」
貴「え……?」
その瞬間、私の背中が床に打ち付けられた。
床ドン状態。
ト「あかりちゃんってバカだよね。無防備にウチに来ちゃうなんて。」
その瞬間、
トド松くんに唇を奪われた。
貴「~~!!?」
しかもDの方で。
貴「ふ、ぁ…………」
突きはなそうとしたけど、男の子の力に敵うはずがなく。
私はそれを受け止めるしかなかった。
ト「ぷはぁ、ごちそうさま♪
ねぇあかりちゃん。覚えていて?
キミはここから逃げられないよ?(ニコッ」
トド松くんの笑顔はひどく優しく、恐ろしかった。