第1章 プロローグ
貴女side
ごはんまでご馳走になってしまって、もうなかなかいい時間になっていた。
貴「もう8時だし、そろそろ帰ろうかな。」
お「えー、帰っちゃうのー?泊まってけばー?」
貴「はぁ、みんな明日仕事でしょ?私いたら迷惑だと思うし、おばさんたち今旅行中なんでしょ?」
お「え、俺ら全員ニートだけど?」
貴「………は?」
貴「ええええぇぇぇぇぇ!!!?は!?え!?ちょ、ニート!?全員!?はぁぁぁああっっ!?」
一「うるっさ……」
チ「驚くのも無理ないよ。でも僕は一応就活はしてるよ?」
ト「僕はこの間までアルバイトしてたよ~」
貴「あなたたちよくぞここまで生きてきたわね……」
お「ま、それはいーとして、
泊まってけよ。布団は来客用があるし(ニカッ」
おそ松くんは鼻の下をこすって笑った。
……今も昔もこの笑顔には勝てない。
貴「……じゃあお言葉に甘えようかな。」
私は松野家に泊まることになった。
お「これで逃げられねーな。」
こんなことを呟いてた彼の言葉を聞かずに。