第1章 バレンタイン
「何じゃ、今日はチョコくれるんじゃろ?」
「は?チョコ?」
彩菜は今日が何日か思い出していた
「あっ……(そう言う事か)」
彩菜は仕方なく、何かないか探した
「えっと……。あ、あった!はい、これ」
そう言って、彩菜はチロルチョコを渡した
「コレだけか?」
「文句言うなら、食うな」
彩菜は辰馬から、チョコを奪おうとした
「すまん、すまん。冗談やきに」
「頭ー、そろそろ行くぞー」
「おお、陸奥。ちぃーと、待っとき」
陸奥と呼ばれる人は、ハアと溜め息をついていた
「それじゃあのぅ、彩菜。チョコあんがとう!」
辰馬はそう言うと、その場を後にした
「ふぅ……。全く、アイツは……」
苦笑いしていた彩菜は、しばらく考えた
「チョコか………」
そして、彩菜も何か決めたようで、その場を後にした