第10章 The beginning of the story1
こんなこと、あんまり普段はしないんだけど…
俺達はお互いを見て、興奮してしまった。
乱交ってやつだよなあ…これ…
「智…ほら、雅紀と翔見て…?気持ちよさそうだよ…」
「んっ…あ、潤そこだめっ…」
俺を飲み込む智の中がぐいっと俺を締め付ける。
「だめ、じゃなくていいだろ?」
「んっ…あっ…そこばっかり突かないで…」
「なんで?」
「出ちゃうから…やあっ…」
翔と雅紀の方に顔を向けて、後ろから突き刺してるといつもよりもよがるから面白くなってきた。
智の腰をしっかりと持って、上から腰を叩きつけるように振り下ろす。
「ああっ…潤っ…だめえっ…」
智の綺麗な褐色の背中が反り返る。
肩にキスすると、もっと突き上げてやった。
「潤っ…やあっ…イっちゃうっ…」
「いいよ…俺も、中に出すからな…?」
「んっ…だして…俺の中だしてっ…」
「イクぞ…智っ…」
「潤っ…ああっ…」
放った瞬間、後ろから智の細い身体をしっかりと抱きしめた。
「智…いい子だね…」
「潤…きもちいいよお…」
「上のお口でも、下のお口でも俺を飲んでくれたね…智…」
「じゅん…だっこして…?」
ずるりと智から抜け出すと、ぎゅっと抱きしめてやった。