第10章 The beginning of the story1
「うん…会いたかったから…頑張った…」
ぽすんと俺の胸板に顔を載せて、安心し切った顔をしてる。
ドクンと心臓が鳴る。
「翔…」
「ん…?」
ゆっくりと翔の身体をベッドに押し倒した。
「潤…」
途端に真っ赤になって目を逸らす翔がとてもかわいかった。
「なに赤くなってるの?」
「えっ…」
ドギマギする翔はもっと可愛かった。
「なに期待してるんだよ」
「き、期待なんかっ…」
「してるだろ?ほら、これなんだよ…」
ぐいっと股間を握ると、びくりと身体が跳ねた。
「潤っ…バカっ…」
「バカはどっちだよ…朝っぱらからおっ立てて…」
「あっ…だ、め…」
「…だめじゃないだろ…?ホラ…言うことあんだろ…?」
「嫌…いじわる…」
「いじわるじゃないよ…?翔がしてほしいことが知りたいんだよ?」
そう言ってる間にも手の中にある翔をふよふよと揉み込む。
こうするとすぐに翔は反応するから、これもまたかわいい。
「やっ…ああっ…ちゃんと触ってっ…」
「どうしてほしい?ちゃんと言って」
「あ…ズボン脱がせて…?ちゃんと生で触って…?」
スイッチ、入った。
「いいよ…淫乱だね…翔…」
「ん…俺、淫乱なの…」