黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの
第2章 2度目の出会い
車の窓を開けて声をかけてくれたのは赤い髪のきれいな男の人。
「で、電車が止まって…!今日受験なんです…っ」
ああもう。声が震える。
?「それは大変だ。試験会場まで送りますよ。乗ってください」
「ありがとうございます…!」
車に乗ると高級車だと分かった。こんなフカフカな座席初めて座ったもん。
?「急げ。早くしないと彼女が試験に遅れてしまう」
赤い髪の人が運転手の人にそう言ってるのが聞こえた。
お抱え運転手がいるなんてすごい人だなと思いながら無事に着くことを祈った。
?「着きましたよ。入口は入って右側です」
「すみませんでした!ありがとうございます!」
時間はギリギリだ。急いで中に入らなければ。
なぜ試験会場の入り口が分かるのだとか、相手の人に名前を尋ねるのも忘れて私は試験会場に入った。
そのとき助けてくれた人とはもちろん赤司くんのこと。
その後、私は無事合格し帝光高校に入学することができた。
これが彼との初めての出会い。