黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの
第9章 小さな違和感
赤「絢…靴はどうしたんだい?」
「あ~…実は当番の水やり失敗しちゃって!靴濡らしちゃったんだよね!」
彼女は部室にあった使われていないスリッパで歩いていた。
最近、絢の様子がおかしい。
今まで教室に置いていた荷物も全て持ち帰るようになった。
この間は汚れてるから洗わなきゃと室内履きも持ち帰っていた。
オレの目には十分キレイに見えた。
彼女の身に何か起こっているのだろうか…
赤「絢…誰かに嫌な目にあわされたりしてないか?」
「え…? な、ないよ!どうしたの急に!」
一瞬、笑顔が陰った。
考えられるとしたら一つだけ…早急に手を打たなければ。
オレはこの時まだ知らなかった。
彼女の笑顔が陰った理由が1つだけではないということに…
赤「それじゃあ、戸締りしっかりするんだよ」
「わかってるよ~赤司くんおやすみなさい!」
そう言って手を振りながら別れた。
彼女のそばから離れるべきではなかったのに。