黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの
第2章 2度目の出会い
絢side
今日は高校の入学式。
「あの人」のおかげで入学できた。名前も知らない「あの人」。
もしまた会えたら絶対にお礼を言うんだ…!
そう意気込んで学校に行ったら目の前に「あの人」が―――
「え…? 新入生代表挨拶の人って…!?」
驚いた。あの人―――…赤司征十郎くんは今年の新入生代表挨拶をしていた。
頭いいんだなと思いつつ、もう一つ思ったことは…
「赤司くんて…同い年なんだ…」
正直、初対面の印象では先輩だと思っていた。
大人っぽくて、優しくて…でも、同級生だなんて嬉しい。
もしかしたらお礼を言うチャンスがあるかもしれない。
そんなことを考えていたらいつの間にか入学式は終わりを迎えていた。