黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの
第14章 大切なキミ
『それでは征十郎様、お休みなさいませ。』
赤「ああ、お休み」
あれから取引先との接待を終え時計を見れば12時をとっくに過ぎていた。
絢はもう寝てしまっただろうか。
家の鍵を開け、中に入れば真っ暗な部屋。
赤「やはりもう寝てしまったか…」
そう思った時オレの部屋の方から小さく明かりが見えた。
ドアを開ければそこには…
「! 征十郎!」
嬉しそうな絢の顔。
赤「絢、どうして…てっきりもう寝たかと…」
「その…征十郎が帰ってくるっていってくれたから待っていたくて…//」
まだちょっと微熱あるからお布団の中で待ってたんだけどね、とはにかむような笑顔で答えてくれた。
オレは、その気持ちが嬉しくてたまらなくなった。
ギュ…
赤「遅くなってすまない、…ただいま絢」
「おかえりなさい征十郎」
彼女は癒しだ。
どんな苦しみも疲れも全て消えていく。
数日会わないだけでこれなのだ。
会えなくなりでもしたらオレはおかしくなるかもしれないな。
腕の中の愛しい存在の体温に目を細めながら抱きしめる力を強めれば、それに応えるように背中に腕が回る。
「外、寒かったでしょ?早くお布団であったまって!」
私があっためといたからとお茶目に笑う彼女にありがとうと返し、二人でベッドに入った。
二人分の体温は心地よくてあっという間に眠りに落ちた…