第3章 黒を纏った、汚れなき心

天界に手紙とか、送れたらいいのに。

もし、魔界と天界を結ぶ何かがあれば、ボクの気持ちは随分と楽だっただろう。
でも、生者が死者と交信するのが不可能のように天使と悪魔は渡り合ってはいけない。

神が創った“運命”なのだから。