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【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《前編》
第7章 最初で最後の、贈り物
「一松…なんで…」
俺が知らない間に。
悪魔は俺以上の愛を一松に注いでいた。
悪魔と言う身分を持ちながら、人間よりも信頼できる程に。
一松は、俺より悪魔の方が好きなのか?
俺が、“見て見ぬふり”をしたからか?
「裏切り者…」
悪魔なんて最初から信用するんじゃなかった。
「悪魔は善人を裏切って当然!それに裏切り者はあんただよ?“愛した人でさえ見捨てた”神父さん?」
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