【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《前編》
第6章 過去の真実、青い棘
「……は?」
何この人。
ただの人探しなのに何でこんなに怒られなきゃいけないの?
……えぇ
「一松に何をする気だ悪魔ッ!」
「いや、悪魔じゃないですし一松さんに何もしませんよ!」
大嘘だけれども!
強いていうなら僕は堕天使!一松さんの魂奪いに来た死神ですけども!
でも、バレてるのか…?
見るからに、バレてる様子はないけれども…
「一松に手をだす奴らは例え人間でもお前は悪魔だ!」
あ、バレてない。
それにしても、面倒な人だなぁ…
神父とシスター一松には、何か深い関係があるのか…?
「…申し訳ありません、もう帰ります。」
このままこの変人に抗議してもただ面倒臭いので、帰ろうとした。
部屋の扉に手を掛けようとした時─────
「あっ…すいません」
ちょうど同じく扉を開けたシスターとぶつかってしまった。
この人は…一松さんじゃないな。