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【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《前編》

第6章 過去の真実、青い棘


「一松ッ!そいつから離れろ!」

…え。
この人が、シスター一松?

お…男の人だったんだ…
人間界の名前に詳しくないから、性別なんて気にしなかったし、シスターって言うから、てっきり女の人かと…

「えっ…?」

「一松ッ、離れろ!」

神父は僕から何かを感じとったのか、十字架を僕に向けてきた。
無駄なのに。僕は吸血鬼ではないのだから、十字架なんか効かないよ?

部屋を出る瞬間、赤い何かを感じた。
ふわっとした、赤い匂い。
振り返ると、見えた。
シスター一松が首から下げている十字架。

「……兄さん?」

いや、気のせいだろう。こんな場所に、いるはずない。

帰ろう。


さて、今回の件、悪魔にどう話そうか。

第6章 END
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