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【黒バス】シュガーポット
第5章 クリスマスは大騒ぎ
「2人で何やってんスかー?」
振り向くとそこには不満そうな顔をした黄瀬の姿があった。
「真ちゃんのことよろしくって話してたんだって」
「そうだよ」
そう言って笑いあった時、冷たい風が吹き抜けた。
ふわりと舞い上がる髪を押えつける桜。
「って!桜っち、そんな格好で外にいたら風邪ひくッスよ!」
黄瀬は自分の着ていた上着を脱いで桜の肩にかけてやる。
「これじゃ黄瀬君が風邪引いちゃうよ。中、入ろう?高尾君も」
2人に背を向けた桜を、後ろから抱きしめたのは黄瀬だった。
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