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【黒バス】シュガーポット
第34章 舞い降りた天使と九人の騎士
桜の部屋の扉を、赤司が開ける。
「遊び疲れたのかな。よく寝ているね」
緑間にもたれ掛かる桜の寝顔を見つめる赤司。
「見るな。減るのだよ」
「同意するよ。閉じ込めたいくらいだな」
薄く笑う赤司をよそに、部屋に入る緑間。
「一緒にいてやれ。目が覚めた時、一人では寂しいだろう」
入り口に鍵を置くと、赤司はそっと扉を閉めた。
「…まったく、根回しが良すぎるのだよ」
常夜灯に照らされた二組の布団を見て、緑間はため息をついた。
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