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【黒バス】シュガーポット

第34章 舞い降りた天使と九人の騎士


風呂上りに部屋でくつろいだ一同は、ダイニングに向かった。
広い会場には、ビュッフェ形式の料理が整然と並んでいる。
係りの人に案内されテーブルに着くと、改めて席を立つ。
トレーを手に、各々料理に手を伸ばす。
瞬時に散り散りになったが、桜は緑間と一緒に料理を選んでいた。
「それ美味しそう!後で一口ちょうだい」
緑間の皿を見て、笑顔を見せる桜。
「自分で取ればいいだろう」
「えー。じゃあ、私の一口あげるから、ね?」
「まったく…あまりあいつらを煽るなよ」
無邪気に笑う桜に呆れる緑間。
「ほどほどにして、席に戻るのだよ」
「はーい」
子供のようにはしゃぐ桜に、緑間は頬を緩ませた。
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