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【黒バス】シュガーポット

第34章 舞い降りた天使と九人の騎士


「…んじゃ、この隙に…」
高尾は桜の腰を抱いてすまし顔で歩き出す。
「たーかーおー…」
すぐさま襟首を掴まれ、背後からの威圧感に冷や汗をかく高尾。
「じょ、冗談だって…」
睨みつける緑間の気迫に、引きつる高尾。
「では、行きましょうか。桜さん」
「…黒子君…?」
「大浴場はこっちですよ」
黒子の一言で、安堵の表情を見せる桜に赤司が近づく。
「後でゆっくり、一緒に入ろうか」
わざとらしく桜の耳元で囁く赤司。
「…赤司君まで…」
笑顔の赤司に、ため息をもらす桜。
「いこっか、黒子君」
「はい。寒かったので、早く温まりたいです」
桜は振り返り、一連の惨状の跡を無言で立ち去った。
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