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【黒バス】シュガーポット

第34章 舞い降りた天使と九人の騎士


「そうそう。勢いより、ゆっくり立ち上がる感じッスよ」
一通り基礎を教わり、板を着けた状態で立ち上がる練習をしていた桜。
中腰程度まで立ち上がるものの、バランスを崩して座り込んでしまう。
「立ち上がるだけで、こんなに難しいなんてー」
桜は寝転がって空を仰ぎ見る。
「コツさえ掴めば、すぐに滑れるようになるッスよ」
「俺達が二人がかりで教えてんだぜ!安心しろって」
「う、うん…」
いつもと雰囲気の違う黄瀬と高尾に、思わず見とれる桜。
「惚れ直したッスか?」
「ち、違うってば」
ウインクをする黄瀬に、頬を染める桜。
「とりあえず、お手をどーぞ。お姫様」
差し出された黄瀬の手に戸惑いながらも、手を取る桜。
「早く上手くなって、みんなで滑るッスよ」
「うん」
満面の笑みを見せる桜に、黄瀬と高尾は思わず頬を染める。
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