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【黒バス】シュガーポット
第33章 雪の魔法
二人がロビーに姿を見せると、ソファーに座っていた赤司が席を立つ。
「温まってきたかい?」
「…はい」
ちらりと緑間を見ると、小声で答える桜。
「では行こうか、お姫様」
赤司は右手を差し出すが、桜はうつむき緑間の服を掴む。
「あはは、残念」
肩をすくめて笑う赤司。
「外に車を待たせてあるんだ」
背を向けて歩き出す赤司に、桜と緑間はゆっくりと着いて行った。
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