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【黒バス】シュガーポット

第33章 雪の魔法


「大丈夫?真太郎」
桜が慌てて背中をさする。
「人懐っこくて無邪気に笑って、感じも良さそうだし、良い子じゃない?」
緑間を気にする様子も無く、桜に話しかける母親。
「確かに…時々会いますけど、魅力的な男の子ですね」
「桜?!」
ようやく落ち着いた緑間が、桜の言葉に驚きの表情を見せる。
そんな緑間に視線を向けると、母親に照れくさそうに笑ってみせる桜。
「口数が少なくても、恋愛に不器用でも、私は真太郎が良いです」
桜の言葉に、緑間は思わず視線を逸らす。
「良かったわね真太郎。桜ちゃんが面食いじゃなくて」
冷やかすように母親が笑いかける。
「真太郎はかっこいいですよ!」
すぐさま反論する桜。
「んー…」
母親は身を乗り出し、緑間の顔を覗き込む。
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