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【黒バス】シュガーポット
第32章 雪をも解かす真冬の華よ、いつか僕に手折らせて
「…なぜ、そんなところに座っているのだよ」
緑間が少し呆れた様子で問いかける。
桜はソファーに座る緑間の前で、床に正座していた。
「な、なんとなく…」
そんな桜を見て薄く笑うと、緑間は顔を覗き込む。
「それだけ自覚があるということか…」
「別に…わざとではありません…」
桜は視線を逸らしてうつむいた。
「まぁいい。一つずつ聞くのだよ」
緑間は背もたれに背を預けると、質問を始めた。
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