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【黒バス】シュガーポット

第32章 雪をも解かす真冬の華よ、いつか僕に手折らせて


「我ながら恥ずかしい話だ」
呆れたように笑う赤司を、ちらりと見る桜。
「しかし、そのせいで相原さんに迷惑をかけてしまった」
赤司は緑間にも視線を向ける。
「緑間にも、悪かったと思っている」
桜は、黒子の背後から姿を見せる。
「本当にすまなかった」
赤司の頭を下げる姿に、驚く緑間。
「だが、君を魅力的だと思ったのは本当だ」
笑いかける赤司に、驚きつつも鼓動を跳ね上げる桜。
「赤司!」
緑間が声を上げる。
「なんだ緑間。俺は本当のことを言っただけだ」
赤司の言葉に、うつむく桜。
「へぇ…これは本気になってしまいそうだ」
桜の姿を見て、笑顔を見せる赤司。
「そういえば緑間君。決勝前の言葉覚えてますか?」
ふいに黒子が口を開く。
「…何だ黒子、突然」
すると黒子は桜を抱きしめる。
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