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【黒バス】シュガーポット

第32章 雪をも解かす真冬の華よ、いつか僕に手折らせて


閉会式を終え、観客は会場を後にする。
人もまばらになった入り口付近で、桜は黒子達を待っていた。
そこに、リコと日向を先頭に一同が姿を見せた。
「リコ先輩、おめでとうございます」
「桜ー!ありがとう」
リコは桜に駆け寄り抱きしめる。
「みなさんも、おめでとうございます。お疲れ様でした」
桜はリコを抱き返しながらも一同に視線を送る。
「おう!ありがとな!」
日向を含め全員が満面の笑顔を見せる。
最後尾にいた黒子に気付くと、桜はふわりと笑った。
「おめでとう、黒子君」
「ありがとうございます」
しかし、背後から赤司の姿が見えると桜は顔を強張らせた。
赤司は桜と黒子に気付き声をかける。
「黒子…と、相原さん、ちょっと時間いいかな」
赤司の言葉に気を利かせたリコ達一同は、先に帰ると言い立ち去った。
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