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【黒バス】シュガーポット

第32章 雪をも解かす真冬の華よ、いつか僕に手折らせて


前を見据えたままの緑間を、黒子が見上げる。
「赤司君に、会いました」
緑間は視線を黒子に移すが、黙ったまま。
「…桜さんも、一緒でした…」
「…そうか…」
瞳を閉じ、拳を握り締める緑間。
「僕が、赤司君に勝ちます」
緑間を見据える黒子。
「…勝手にしろ…」
そう言うと立ち去る緑間に驚く黒子。
「緑間君?桜さんのこと、このままでいいんですか?」
一度足を止めた緑間だが、再び歩き出す。
「僕が勝ったら、桜さん、もらっちゃいますよ」
その言葉にすら反応せずに、緑間は立ち去ってしまった。
「緑間君…」
黒子は、どこか不満そうに緑間をじっと見つめた。
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