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【黒バス】シュガーポット

第32章 雪をも解かす真冬の華よ、いつか僕に手折らせて


桜は客席から選手控え室へと走っていた。
「黒子君、大丈夫かな…」
コートへと続く裏通路の途中で黒子を見つけ駆け寄る桜。
「桜さん…」
火神に支えられ疲れきった黒子。
「…お疲れ様」
「汗だくじゃなければ、抱きしめたいところです」
「意外と元気そう。心配して損しちゃったかな」
真面目な顔で言う黒子に、笑顔で答える桜。
「一回戦突破、おめでとう」
「ありがとうございます」
黒子はふらつきながらも火神から離れると、桜の肩にそっと顔をうずめた。

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