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【黒バス】シュガーポット

第32章 雪をも解かす真冬の華よ、いつか僕に手折らせて


翌日、試合は無いが偵察のために会場を訪れいていた誠凜高校バスケ部一同。
客席にいるという黒子からのメールを受け取り、桜は足早に向かっていた。
「君…もしかして…」
声をかけられ振り向くと、見覚えのある人物が二人立っていた。
一人は、開会式当日に顔を合わせた紫原。
そしてもう一人は、以前街中で会った美少年だった。
「紫原君と、えっと…」
紫原の名前を出した桜に、少し驚いた顔をする美少年。
「えー?敦、この子と知り合いなの?」
「んー開会式の時会ったー」
しれっと答える紫原に呆れる美少年。
「俺は氷室辰也。また会えてうれしいよ」
氷室と名乗った美少年は、桜に一歩近づくと頬に唇を寄せた。
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