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【黒バス】シュガーポット

第32章 雪をも解かす真冬の華よ、いつか僕に手折らせて


「んー…んじゃそいつ黄瀬の女か?可愛い妹を取られたくないってか?」
一連のやり取りを見て、青峰がおもしろそうに首を突っ込む。
「妹じゃないッスよ。俺の恋人ッス!」
「いい加減にしろ黄瀬!桜は俺の恋人なのだよ!」
「え…マジかよ…」
「なんでみどちんー?」
緑間の言葉に、青峰と紫原が疑いの目を桜に向ける。
「見た目はすげー可愛いのに、よりによって緑間かよ」
青峰はその場から立ち上がると桜を覗き込む。
「青峰、桜をいやらしい目で見るな」
緑間は桜を背後に隠してしまった。
「どっかで見たことあると思ったら、お菓子くれた子だー」
紫原は背後から桜の首筋に顔を近づけていた。
「何をしているのだよ!」
桜をかばうように紫原の前に立つ緑間。
「えーなんかー甘い匂いで思い出したー」
「お菓子とは何のことなのだよ」
緑間は怪訝な顔で桜を睨みつける。
「えーっと、確か夏の頃偶然会って、手持ちのお菓子あげた…」
「うんーあの手作りお菓子すっごく美味しかったー」
「お菓子だけじゃなくて、料理も美味しいッスよ!」
「はい。とても美味しいです」
紫原の言葉に、黄瀬と黒子が笑顔で付け加える。
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