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【黒バス】シュガーポット

第31章 誠凜高校温泉物語


「青峰君…」
「黒子君?!起き上がって大丈夫?」
「なんだー?そいつ、テツの女か?」
青峰と呼ばれた男の子は、桜をちらりと見ると呟いた。
「…残念ながら違います」
黒子は青峰を見据えて口を開く。
「ふーん…」
青峰は鋭い目つきで桜を覗き込む。
緑間や火神にも負けず劣らずの長身と、褐色の肌。
桜と視線を合わせると次第に目線を下に移し、胸元を凝視する。
浴衣のあわせから覗く胸元が色気を誘う。
「…さつきには負けるが、柔らかそうだな…」
呟いた青峰の言葉に、桜は反射的に両腕を抱え胸を隠した。
「青峰君、彼氏さんに怒られますよ」
ため息をつきながらも、黒子が青峰を制止する。
「あぁ?ここにいないなら、俺の勝手だろーが」
青峰は獲物を見つけた獣のように桜を見下ろす。
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