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【黒バス】シュガーポット
第28章 魅惑の声色
「相変らず、二人が揃うとやかましいのだよ」
緑間は、メガネを押し上げながらため息をついた。
「あはは…でも、たまにはいいかな。楽しくて」
桜は緑間の手をそっと握ると、笑顔で見上げた。
「黄瀬君と会ったのは、偶然だよ?」
「突然、何なのだよ」
緑間は、怪訝な顔で桜を見る。
「CDショップで会って、話の流れで、ね」
「わ、分かっているのだよ」
「よかった」
桜は、そっぽ向いたままの緑間を見て微笑んだ。
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