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【黒バス】シュガーポット

第24章 叶わぬ夢を抱いて


「そこの可愛いお嬢様。うちの喫茶店、ご利用いかがですか?」
「え…?高尾君…だよね?」
そこには、ギャルソン姿の高尾。
髪をワックスで後ろに撫でつけ、いつもとは違う雰囲気を出していた。
「よ!桜ちゃん。何何、俺のかっこよさに見とれちゃった?」
屈託のない笑顔を見せるそれは、間違いなく高尾だった。
「喫茶店て、そういう系だったの?」
「うわ、スルーされた。って、まぁ、今のは桜ちゃんへの特別対応かな」
「相変わらずだね」
にかっと笑う高尾に、桜も軽く笑う。
「んなことより、ほらほら、あれ!」
「ん?何?」
高尾がそっと耳打ちをし、指さす方向を見ると、そこにいたのは
同じくギャルソン姿の緑間だった。
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