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【黒バス】シュガーポット

第20章 君の名前を呼んで…


すっかり目を覚ました三人は、桜の部屋の前に来た。
「桜っちー!朝ッスよー!」
黄瀬が声をかけてしばらくすると、鍵を開ける音の後に扉が開かれる。
しかし、顔を出したのは期待していた人物ではなかった。
「黄瀬、朝からうるさいのだよ」
「え…?…緑間っち…??」
「は…?なんで??」
目を点にして、金魚のように口をパクパクさせる黄瀬と高尾。
「あ、もしかして、早起きして桜さんの部屋に来ていたとか」
「残念だが、桜はまだ寝ているのだよ。起こしたら食事処に行くから
お前らは先に行っていろ」
黒子の機転も空しく、緑間はそう言って扉を閉めてしまった。
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