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【黒バス】シュガーポット

第2章 初デート


食事を終えた2人は、お土産コーナーに来た。
「わぁー広いね。いろんなものがいっぱいある!」
近くにあったイルカのぬいぐるみを手にすると無邪気に笑って見せた。
「あ!ガラスのオブジェ!小さくて可愛いー」
海の生き物が再現され、ところ狭しと並べられている。
「ペンギン!」
その中の1つを手のひらに乗せて、緑間に見せる。
「気に入ったのならプレゼントするのだよ」
桜の無邪気な笑顔に、緑間も自然と笑顔がこぼれる。
「え…うれしいけど、この子1人じゃ可哀想だから…」
そう言って、そっと元の場所に戻してしまった。
「いいのか?」
少しだけ寂しそうにペンギンを見つめる桜。
「うん。みんなと一緒の方が楽しそうな顔してるもん」
いつもの明るい笑顔に戻る。
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