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【黒バス】シュガーポット
第20章 君の名前を呼んで…
「これなら、怖くないだろう?」
そう言って、桜の体を軽々と抱き上げたのは緑間だった。
「え?!…緑間君?!」
「俺が抱えててやるのだよ」
意地悪な笑顔を見せたまま、ゆっくりと深みに歩き出す緑間。
「え…やだ、怖いってば」
桜は思わず緑間にしがみついた。
「緑間君。目の前で見せつけないでください」
「そ、そんなつもりはないのだよ!」
緑間が振り返ると、黒子が不機嫌そうな顔で波間に揺れていた。
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