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【黒バス】シュガーポット

第19章 記憶のカケラ


緑間は、急に振りだした雨にうんざりしながら足早に家路を急いでいた。
家に着き、傘をたたみ玄関に手をかけた瞬間、背後から声をかけられ振り返る。
そこに立っていたのは桜だった。
「桜…」
「緑間君…やっと…会えた…」
息を切らせて雨の中にたたずむ桜。
だが、一定の距離を保ったまま緑間に近づこうとはしなかった。
「どうしたのだよ」
緑間もまた、そこから動くことなく問いかける。
そんな緑間を見て、桜は唇をキュっと噛む。
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