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【黒バス】シュガーポット

第19章 記憶のカケラ


そして、無言で頬を伝うものの存在に気付いて桜は我に返った。
木吉の笑顔、撫でられた頭の感触、あたたかい手の温度に、
今まで幾度となく感じてきた大切な存在への思いが溢れ出す。
「緑間…君…」
時折見せる笑顔、髪を撫でる優しい手つき、抱きしめられた腕の中…
「私…私…」
「どうした相原。目にゴミでも入ったか?」
突然、大粒の涙をこぼす桜に驚きつつも、間の抜けた問いかけをする木吉。
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