• テキストサイズ

【黒バス】シュガーポット

第19章 記憶のカケラ


「それは、以前の私です…今の私は、何もかも忘れちゃってて…
みなさんに気を遣わせるだけですから…」
うつむく桜の頭に、木吉は大きな手を乗せて笑顔を向ける。
「人間、そんな簡単に忘れることなんて出来ないぞ!」
桜は驚き、目を見開いて木吉を見上げる。
「たとえ忘れたとしても、それは一時的に頭の中に霧がかかってるだけだ。すぐに晴れるさ!」
そう言って優しく笑う木吉。
その瞬間、別の人物の笑顔が桜の脳裏に浮かび上がる。
/ 729ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp