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【黒バス】シュガーポット
第19章 記憶のカケラ
「何かなくしたのか?」
突然降って来た声に驚き目を開けると、桜の顔を覗き込む大柄な男の姿があった。
「わ!え、えーっと、木吉…先輩…?」
「なんだ相原。来ていたなら中に入ればいいのに」
木吉は笑いながらそう言って、桜の隣に腰を下ろした。
「…なんか、邪魔しちゃ悪いなって…」
桜はうつむきながら答えた。
「そうか?相原が来ると、みんな喜ぶだろう」
肩にかけたタオルで汗を拭う木吉。
それを聞いて、桜の表情が曇る。
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