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【黒バス】シュガーポット

第2章 初デート


半分ほど食事を終えた時に、ふと桜が口を開く。
「…ねぇ、緑間君のパスタ一口食べたいな」
少し恥ずかしそうにしている桜を見て、緑間は薄く笑った。
「かまわないのだよ。ほら」
そう言って、フォークをお皿に添えて桜に差し出した。
「ありがと。…よかったら私のもどうぞ」
桜も自分の皿を緑間に差し出す。
その皿を引き寄せると、ためらいもなく一口、口に運んだ。
そんな緑間をじっと見ていた桜。
「どうしたのだよ、そんなにじっと見て」
「…間接キス…」
「ぶっ!」
桜の呟いた言葉に、吹き出しそうになる緑間。
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