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【黒バス】シュガーポット
第19章 記憶のカケラ
「た、高尾君?!」
「おい高尾!何をしているのだよ!」
とっさに緑間は、桜の手を引き腕の中に収めた。
軽く抱きしめられ、薄手の上着越しに感じる緑間の体温に桜は頬を赤くする。
「あ、あの…」
緑間は無意識で抱きしめていたが、耳まで真っ赤になった桜に気付くと、
慌てて開放した。
「す、すまないのだよ…」
「いえ…」
お互いに背を向けて頬を赤くする姿を見て、高尾はにやにやと笑っていた。
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