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【黒バス】シュガーポット

第2章 初デート


次の日曜日、桜は待ち合わせ場所に向かって走っていた。
時間には余裕を持って出たが、駅構内が思っていた以上に混雑していたのに加え、
水族館の最寄り駅は結構な大きさのターミナル駅なので道に迷ってしまったのだ。
ようやく約束の場所にたどり着くと、緑間の姿が見えた。
「ご、ごめんなさい…道に迷っちゃった」
桜は息を切らせて緑間に謝る。
「それなら、連絡すれば探しに行くのだよ…とにかく無事でよかった…」
そう言って緑間は桜の頭を撫でた。
「心配してくれたの…?10分くらい遅れただけなのに…」
10分といえど遅刻は遅刻だが、桜は少し不思議そうに緑間を見上げた。
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