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【黒バス】シュガーポット
第6章 聖夜の約束
迷わず桜の前まで来ると、息を切りながらも両手で頬を包み込んでくれた。
「す…すまないのだよ…部活が長引いて…寒かっただろう?」
「そんなに待ってないから大丈夫だよ」
桜はそう言って笑ったが、緑間がおしるこ缶に気づいたのが分かると、
とっさに後ろ手に隠した。
「どうして隠すのだよ。俺の好物だと知っているだろう?」
緑間は、桜を抱きしめるように後ろ手のおしるこ缶に手を伸ばす。
缶に触れた瞬間、緑間はそのまま桜をきつく抱きしめた。
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