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【黒バス】シュガーポット
第6章 聖夜の約束
桜は学校帰りに、街に出てきていた。
冬の日没は早く、すっかり暗くなった18時過ぎ、
待ち合わせ場所で人通りを眺めていた。
「遅いな…緑間君」
手にしていたおしるこ缶はすっかり冷たくなっていた。
イルミネーションで照らされた大通りは、恋人同士の姿が目立つ。
「早く会いたいな…」
そう呟いて視線を移すと、人波を掻き分けるように走る人影が見えた。
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