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無愛想な物書きやさん

第1章 無愛想な人







色々どうしたらいいか分からない事もあるけど
まずは直哉のところに届けなくちゃね。原稿。
あの人?宮下さんって言ってたっけ…
これからここで働くの?わたし
さっき勢いで言ったけど
今の仕事もやめなきゃだし明日からとか無理だよね。





ここから1時間か……もうこっち帰るの終電になっちゃう?行って帰って来れるかな
あれよあれよで引き受けちゃったし行くしかない!!

連絡しなきゃ



「……もしもし?直哉、今大丈夫?」

『……あ!! 有紀、大丈夫だった??』

「かなりハードなお使いだったよ。はぁ。あの先生なんなの?!」

『やっぱり?いつもなんだよね…俺も毎日悩んでる。
担当になってさ割と長いんだけど全然先生の性格掴めないし…。

とりあえず締切間に合って良かった…
というか、どんな手つかったの俺の時全然間に合ないんだよね。
その話は後でにしよーぜ。
駅まで来てくれれば取りに行くよ!』

「そうなんだ。いろいろあったけど
原稿間に合って良かったね。これから電車乗るからよろしく!」



スマホをカバンの中に入れ
大事な原稿を手に駅へ向かう 有紀。


この家の主である、いま疲労困憊で寝てるであろう宮下に
一応声をかけてからと思いドア越しに声をかける 有紀。

「宮下さん……わたし原稿届けに行きますね。」




案の定返事なし。

疲れてるんだろうなー
邪魔しないで行こう。




有紀はヒールを履いて出かける



ガチャ







「……あぁ。」
寝ぼけながら微笑む



ベットで横になる宮下の姿があった

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