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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


ただ、嬉しかったの
振り返ってくれた事が
なんの意味もないとしても
右隣りを埋める体温が
懐かしくて…嬉しかった…だけ。

『ありがと…来てくれて!
チャント早く歩くね』

いっぱい落ち込んでも
この温もりだけで
また心はアナタに向かうから

下を向いてなんか居られない

「…お、おう。
姫凪…オマエ…」

あれ?クロ、耳赤い…
もしかして…

『なに?なんかヘン?』

少しは気持ちが伝わってたり…

「ハッ…!超ヘン!
なんか前髪今日
調子悪くね?!」

『え?ホント?
風強いからかな
もうちょっと固めて来たら良かった…』

「うーそ!
なにしても可愛いですよーぉ?」

『それは…ホント?』

「…だとしたらマズイでしょーが。
ほら、サッサと行かねぇと
オイカーくんに
またオンナ口説かれちまう!」

するわけない、か。

『…あの人?
待ってるの』

「…あぁ」

付き合うの?
結婚するの?

好きに…なったの?
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