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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


優しい言葉に笑顔に
期待をし過ぎてた…

変わらないモノなんか
あるわけ無いのに…!

必死に走って走って…

「…え!?
姫凪ちゃん!?
チョット待って!!」

なんで、ここで
アナタに会う…かな。

『及川…さん…わたし…』

「と、とりあえず!
こんな所で泣かれても
何も出来ないから
おいで!!」

私の腕を掴み
勢い良く走り出す

『チョット…待って、早い…』

「平気平気!転けたくらいじゃ
死なないよ」

いや、それはそうだけど
転けたら
通勤用の服とパンストと靴が
大変な事になるでしょ!
大事に大事に使ってるのに!

って、そういう事じゃなくて

『あの、どこに…?』

「さぁね!別に目的地なんか
考えてない!」

じゃあそこまでノンストップ?!
死ぬ!転けなくても死ぬからぁぁ!

普段鍛えてない身体は
すぐに音を上げ
息が大きく乱れる

涙?そんなの出る暇なんか
なくなりましたァ!
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