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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


"どういう事?"
そう聞くより早く
アイマスクをして
ゴロリと背中を向けられ

一人ポツンと広いシートの
端に座る私

車は夜の街を
流れる様にぬって走る

「夜景とまではいかないですが
この辺りは
イルミネーションもきれいなので
眺めてるだけでも
時間が潰れると思います
社長が起きそうな時間まで
走らせますので
ゆっくりなさって下さいね」

運転席から聞こえた声

『起きそうな時間がわかるの?』

「スケジュール管理も
私の仕事なので…
大体の事は分かります…」

研磨くんがここまで
自分の事を任せるなんて
よっぽど信頼してるからだよね

やっぱりこの二人
羨ましい…な。

「あの、布施様…」

『姫凪で良いですよ
ええと…』

「藤原…です。
姫凪さん…社長は
たまに強引で
私達の想像の斜め上の事を
当たり前にするので
理解不能な事も多いのですが…

気に入った人に
損をさせた事は
今まで一度もないので

あの…頑張って乗り越えてくださいね」
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