• テキストサイズ

白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第5章 歪みに飲まれる愛


藻掻く身体
でも鉄朗の力の前では無力で

「笑わせる
お前じゃないと
俺は…駄目だから
姫凪…好きだ
シようぜ?」

鉄朗の言葉の前に

『鉄朗…ダメ…』

「ダメじゃねぇよ
俺の姫凪に戻すだけだ
アイツの事なんか
忘れさせてやる」

言葉も無力でしかない

私の首筋に
迷い無く吸い付いた鉄朗が
紅い紅い華を咲かせる

嬉しいはずの紅
幸せだったはずの証は

『ヤダ…』

私を攻める
茨の様で痛くて堪らない

「それは俺が?
それともセックスが?」

乱される服
私を色っぽい顔して
見つめる鉄朗

大きな手が髪の毛を解し

「俺に抱かれるのが嫌なのか?」

悲しそうな笑みを零す

違う。
それだけは違う。
鉄朗に抱かれるのが嫌だなんて
一度も思った事なんかないよ

ただ…この身体を
及川さんを感じて
達してしまった
この淫らな身体を

『鉄朗が嫌なわけない…
自分が…イヤ…だ
だって、私…及川さんに…ンんっ!』

鉄朗に触れられるのが嫌なの
/ 1242ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp