第5章 歪みに飲まれる愛

見抜かれた隠しきれない欲に
意地悪に笑う及川さんが

「気に入らないね…
俺でイッパイになりなよ」

私の秘部の入り口に
指をあてがい
ユックリナカヘ滑らせる

『…ンッ！』

慌てて上がりそうになった声を
掌で受け止める
声は止められたけど
ナカを掻き混ぜられて
鳴る卑猥な音は
止められるものではなくて

「凄い濡れてるね…
クロちゃんにだけ？
じゃあ、これはナニ？
こんな大きな音立ってるよ
ほら、ドンドン溢れて来る」

更に激しくなる指遣いに
音が大きくなるばかり

もう言い訳なんか
出来ないくらいに
濡れそぼっているのに
それでも私は
声を掌で抑え込み
首を振り続ける

その姿に及川さんが
小さくため息を吐いたかと思うと

「声も我慢しなくて良いのに
素直に出せば
もっと気持ちよくなる、よ」

声を抑え込んでた手を
強引に唇から引き剥がし
あっさりと頭の上に
まとめて抑えつけた

チョット待って…

「あぁ…コッチ忘れてた
ちゃんとシてあげるから…ね」